
関西弁が飛び交う舞台の様と質を異にして
流水に触れたような温度で物語が紡がれる
大阪の劇団太陽族
次回公演『往くも還るも』に
福岡から、西鉄ホール中村絵里子氏の推薦もあり
グレコローマンスタイル・山下晶と
万能グローブガラパゴスダイナモス・椎木樹人が
九州弁をひっさげて出演することとなった
物語の舞台・神戸湊川新開地
九州で事業が失敗して神戸へ出てきた九州の夫婦を通して
この新開地での暮らしと土地とヒトの匂いを描く

「新開地は繁栄から置き去りにされた故に、ヒトの匂いのする町である。それは丸出しの欲望の匂いかもしれない。が、殺伐とした地位やお金のそれではない、体温をもった人と人のかかわりだけが醸し出す確かな手触りのある匂いだ」
劇団太陽族 作・演出 岩崎正裕が語る「湊川新開地」
氾濫を繰り返す湊川を埋め立て整備した明治以降、劇場と映画館と百貨店が立ち並び、「東の浅草 西の新開地」と称されるほど繁栄し、そして下り坂の商店街と、ヒトが残った
この街を舞台に、九州の匂いを取り入れて、どのような芝居をみせてくれるのだろう
岩崎氏いわく「山下晶は、太い、男の色気と力強さのある俳優」
熊本弁ではひとことで「武者んよか」というこの魅力がどのように発揮されるのか
九州の俳優の代表として推され立つ意気込みは、前のめりの会見模様からもうかがえた
「歓楽街」と「川」を並べるとき、九州の私達は中洲を思い浮かべる
排け口のない湿気が昼も夜も立ち込める中洲
陽の目を浴びない伏流水が足元を流れ続ける新開地
戦後の匂いが行き場なく立ち込めていて、土地にも人にも栄華の跡があって
ションベン臭く、小銭臭い街なのだろう
8月8~10日のAI・HALL(伊丹)での公演ののち
8月16-17日の西鉄ホールで 福岡公演が行われる
こちらは西鉄ホールでのブロガー会見のようす
西鉄ホール・中村絵里子氏の企画による「ブロガー会見」
企業の新商品のPRなどに利用すべく近年取り入れられている形式の記者会見
芝居のブロガー会見というのは全国でも例を見ないだろうと岡本ヒロミツ氏が言う
ぶっちゃけた感じの楽しい会見で とても素敵な企画だった
ぜひこの夏に、重量感を味わいに、「往くも還るも」を見に行こうと決めた
AI・HALL(伊丹)もとても好きな劇場だと会見中に述べたら
「ぜひAI・HALL(伊丹)にも」とおっしゃった
舞台の広さと天井の高さ、そして舞台と客席の距離の近さがとても好きで
大阪、行こうかな、と、ワルダクミ
劇団太陽族
http://www.ne.jp/asahi/gekidan/taiyozoku/
西鉄ホール
http://www.nishitetsu.co.jp/nnr/solaria/hall/